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横溝式 話し方講座 その1

さて今回から6回にわたって「話し上手」になるためのちょっとしたコツをお届けします。

仕事柄人前で話をすることが多いのですが、そのとき心がけている「三原則」があります。

講演会に行政書士実務家をお呼びしたときも、上手な方はこの「三原則」をしっかり守っている。
他の講師の講義を見た場合でも「うまい」といわれる方は、やはりこの「三原則」を守っていますね。
それどころか、世間一般の話し上手は守っているのではないでしょうか。

前置きが長くなりましたが、さてこの「三原則」とはなんだと思いますか?

それは、

1 相手の立場にたって話をする

2 相手の集中力を切らせない工夫をする

3 常に全体(前後左右)を見渡しながら話をする

の3つです。

な~んだあたりまえじゃないかともう人もいると思いますが、ちょっと待ってください。

よこみぞ式話し方話し方講座1これまで講師希望の方を何人も研修してきましたが、はじめからこの「三原則」を守って講義をした人はほとんどいませんでした。「会社でプレゼンを多くこなしてきたので自信があります」と言っていた方でも、いざ模擬講義をすると、まったくできていないことがほとんどでした。

最近は、人前で話すことが苦手という方も少なくないと思います。
そんな人でもこの「三原則」をしっかり守ればあっという間に「話し上手」に大変身!
さまざまなシーンであなたの話を聞きたがる人が増えるかもしれません。

では「三原則」の内容に踏み込んでいきましょう。まずは、


◇◆◇

「相手の立場にたって話をする」

「三原則」のうち一番大切なのはどれですか?といわれたら迷わずこれをあげます。
相手の立場にたって話をすることができればプレゼンもスピーチも高評価を得られることでしょう。
では相手の立場にたって話をするためには実際に何をこころがければよいのでしょうか?

ポイントは5つです。

Point1 事前に話の流れをしっかりと作り上げておく

Point2 作り上げた流れにそって実際に声に出してシミュレーションしておく

Point3 当日の出席者について事前にリサーチしておく

Point4 専門的な話であれば、必要以上にかみ砕いて話す

Point5 面白い話は面白くなさそうに話す

Point1は基本中の基本です。人前で話すことが苦手ならしっかりとした準備が必要になります。
失敗する場合の多くは「準備不足」にあるといても過言ではありません。
まずは紙に当日話す流れをまとめていきましょう。
【Sample】に示したようなフローチャート形式でまとめるのがお奨めです。

【Sample】

あいさつ

はじめに今回の事業計画立案に至った経緯

今回の事業計画立案の基本方針

・・・・・・(略)

このときやってはいけないのが、
実際に話す内容を文章化していくという手法 です。

これはまさに「木をみて森をみず」という失敗パターンに他なりません。

まず全体として何を話すべきなのか?
それはどのくらいのボリュームになるのか?
を知るためにも項目立ての検討からはじめましょう。

ある程度骨格が固まったら、今度は具体的なスピーチ内容の検討に入っていきます。

与えられた時間の 80% で収まるくらいのボリュームに抑えるよう心がけましょう。

あれもこれもと欲張りすぎると結局なんだかまとまりがつかない結果になってしまいます。
「腹八分目」はここにもあてはまるのです。
ここまででも慣れていないと時間がかかってしまうと思いますが、事前の準備はここまでで終わりではありません。
Point2で示したように紙の上で考えた話の流れを実際にシミュレーションしていく必要があります。

ここで重要なのは 実際に話してみること。

声に出してシミュレーションをしてみてはじめてわかることも少なくありません。
これをやらないと「こんなに時間がかかるとは思わなかった・・・」「話し始めたら以外に内容が多くて・・・」
などのトラブルが発生することになるのです。
自分が話す相手がどのような人なのか事前にわかる場合には、
その情報も頭に入れて準備すべきです(Point3)。

プレゼンもスピーチも聞く人がいて初めて成立します。
とすれば彼らのニーズに合わせて話をしなければ、彼らの心をつかむことは決してできないのです。
何を聞きたいのか、どのような好みを持っているのか、どの年齢層が多いのかなどしっかりリサーチしておくことをお勧めします。
話すべき相手のイメージがだいたいつかめると、どのレベルで話せばよいのかも決まってきます。

インターネットについて全く知らない人に対して、何の説明もなしに「web2.0」だとか「ロングテール」だとか「アフィリエイト」などの専門用語を連発したら相手にはチンプンカンプンでしょう。
途中で退屈してきて下手すると退席してしまうかもしれません。
それをみたあなたは余計焦ってしまってさらに専門用語を連発して・・・。

そうならないためには 専門用語は必要以上にかみ砕いて話す よう意識をしましょう(Point4)。
もちろん相手によってかみ砕き度合いは変化させるべきですが、
自分として一番かみ砕いた説明を用意しておくとあらゆる状況に対応できるので安心です。
また自分が体験した面白い話を他の人にしたのに意外なほど反応してもらえなかったという経験はありませんか。
それがなぜか考えたことはありますか。
もちろんその話が大して面白くなかったらそれまでですが、
それなりに面白い話だった場合伝わらない原因はあなたの伝え方にあるのです。

これは自分も経験があります。
面白い話は話す側にとってはその話のゴールが見えているので早くそれを伝えたいと思うあまり、その話が面白い話であるための環境設定が不十分になり、その結果伝わらない。
笑いをとるのがうまい人はこの環境設定に秀でています。
笑福亭鶴瓶のトークがまさにそうですね。

彼の域まで行くにはまだ時間がかかりそうですが、
個人的に心がけているのは、

面白い話ほど面白くなさそうに淡々と話すということです(Point5)。

相手はまさかここで笑わせられるとは予想していなかった場面で笑える話がでてくるから不意をつかれて笑ってしまう。
これは日常の会話でも同じですし、合コンでも使えるテクニックです。
さていよいよ当日あなたの番がまわってきました。
ここまでの準備の成果を大いに発揮していきましょう。
ただ本番中も意識していなければならないことがまだあります。

これが「三原則」の2番目と3番目なのですが、これらは次回ということにしましょう。


 

横溝式 話し方講座 その1

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