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『バリアフリー新法』について知っておこう

今回はバリアフリー新法についての考察です。

2010年の問49では、「ノーマライゼーション」「クオリティオブライフ」「ユニバーサルデザイン」「ワーカーズコレクティブ」といった言葉を埋めさせる問題が出題されていました。
これらはいずれも高校の現代社会で学習する用語です。(※言葉の説明自体は、お手持ちの過去問題集を見ておいてください)

今回はこれに関連して、いくつか法律の内容をご紹介します。

■ハートビル法
 これは1994年に制定され2006年に廃止された法律です。
正式名称は「高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律」といいます。

■交通バリアフリー法
 バリアフリーという言葉がありますね。建物の中に段差を作らないというのはその代表例です。
バリアフリーというとどうしても物質的な側面にばかり意識が行きがちですが、「心のバリアフリー」というのも重要ですね。
「ユニバーサルデザイン」はバリアフリー社会を実現するための基本原則なのです。
 2000年には「交通バリアフリー法」が施行されています。
 正式名称は「高齢者・身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律」といいます。こちらも2006年に廃止されました。この法律の施行により、駅におけるエレベーターやエスカレーターの設置が急速に進みました。

実はこの2つの法律をまとめてひとつの法律として2006年に施行されたのが
高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律」です。バリアフリー新法と呼ばれることもあります。

◇◆◇

この法律の目的は次のとおりです。

「この法律は、高齢者、障害者等の自立した日常生活及び社会生活を確保することの重要性にかんがみ、公共交通機関の旅客施設及び車両等、道路、路外駐車場、公園施設並びに建築物の構造及び設備を改善するための措置、一定の地区における旅客施設、建築物等及びこれらの間の経路を構成する道路、駅前広場、通路その他の施設の一体的な整備を推進するための措置その他の措置を講ずることにより、高齢者、障害者等の移動上及び施設の利用上の利便性及び安全性の向上の促進を図り、もって公共の福祉の増進に資することを目的とする。」

ちなみに「ハートビル」というのは完全な「和製英語」です。
「ハートフルビルディング」の略なんですね。まぁハートのあるビル、つまり、高齢者や身体障害のある方にも優しい建物、といった意味だと考えてください。 外国の方に「ハートビル」と言っても、たぶん伝わりません。

国土交通省が作成した、わかりやすいかどうか微妙なパンフレットを見ることもできます。
(PDFデータですので、携帯電話からは見れません)

国土交通・バリアフリー法パンフレットはこちらから


 

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