横溝式 話し方講座 その3
今回は三原則の3番目「常に全体(前後左右)を見渡しながら話をする」について考えていきましょう。
これは「相手の集中力を切らせない工夫をする」から派生する内容だったりはするのですが、
あなたの話の魅力を何倍にも膨らませることができるテクニックなのです。
あなたが講演会に行ったと、想像してください。
その講演者がずっと原稿を見ながら話していていたらどう感じますか?
なんだかおどおどしているように感じませんか?
話し手にとって「この人自信ないのかな?」と思われることは絶対に避けなければならないことです。
聞き手にそう思われた瞬間に、聞き手の集中力は完全に「再生」不可能な状態になるからです。
そうはいっても、聞き手の目をみて話すのは苦手、という方は多いでしょう。
個人的な話をすれば、最初にターゲットを何人か決めておき、その人を見つめる ことにしています。
見つめる時間はおよそ 10秒 。
まあ大抵相手は目を伏せますが、それでも10秒ルールは変えません。
相手の目を見て相手の考えをつかむのにはやはり10秒は必要です。
なぜならそのときの目の表情でその人が私が話したことが理解できたか否かが判別できるからです。
相手の目を見て話すことは、話の説得力を何倍にも増やすことができます。
だから私は必ず全体(前後左右)を見渡しながら話をするように心がけています。
この話をするときに思い出すのは2004年12月に行った講演での出来事です。
この年の10月にあった行政書士試験は特に一般教養(政治経済・最新時事が出題範囲です)が難しく
11月に行った「本試験を斬る」という本試験解析イベントのアンケートは辛らつな内容が多かった。
それを受けて一般教養の学習法を話すイベントを12月に行ったのですが、
11月のイベントのアンケートを見ているだけにイヤでも緊張感が高まるイベントでした。
そのとき自分なりに心がけたのは、参加者の目を見て話すということ。
内容はともかく目を見て話した結果、
そのときのアンケートはかなり好評だったことを覚えています。
さあここまでお話してきたことを実践してみてください。
あなたは「話し上手」な人であるという評価を周りから得られるはずです。
あとは失敗を恐れないこと。
私も数え切れないほどの失敗をしてきています。
それをひとつひとつ糧にして今日に至っているのです。
失敗を恐れてはいけません。

